Now Loading...

お知らせ

美容体重あり、モデル体重もあり?

2022年10月17日
私たちはGLP1ダイエット注射サクセンダを取り扱っているクリニックです。GLP1ダイエットは、食欲を抑え、安全に太りにくい体質へと変えていきます。無理のない体重の減少を実感していただくために情報発信していきます。

美容体重あり、モデル体重もあり?

私のクリニックでのGLP1ダイエット外来では、

「健康になるため」
「太っていると身体が重いから」
「痩せない体質になったから」

そうした理由で申し込まれる方々が多いです。
内科医なので、もちろん、疾患予防、未病を治す、そういう目的で来院されたり、オンライン診療を受けたりする場合が多いのは、ありがたいです。
ただ、通常の「ダイエット」という目的であれば、「美しくなりたいから」、「素敵な洋服を着たいから」という目的であっても、おかしくはないわけです。
その場合、疾患予防でもなく、未病を治すわけでもなく、「現状より、さらに、より優れた体型になりたいから」というのが目的だろうと思います。
そういう目的の違いを、一言でいえば、肥満を改善し標準体重になりたい、というのではなく、
標準体重(通常、BMI22)から美容体重(通常、BMI20)になりたい、あるいはモデル体重(通常、BMI18)になりたい、
そういう目的であることが多いと言えましょう。
よく考えると、GLP1ダイエットの海外データ、海外で承認されたデータは、すべて肥満者のため(最低でもBMI27以上)のものであり、そうした方々が、GLP1を利用した場合に、どのくらい体重が落ちるかをみたものです。
だから美容体重やモデル体重にするためのデータというのは、存在していないといっていいのかもしれません。

美容外科医たちの宣伝は、「海外でも承認されています。海外では痩せるホルモンと言われています。痩せましょう。」の一点ばりです。
それ以上の解説、機序の説明はできない、というのは当然です。そもそもデータがなく無理だからなのでしょう。
臨床データは存在しないが、美容目的の女性が喜ぶなら、なんでも、という「噂」を拡散する事に、とどまざるをえないわけです。
その結果、一部の美容外科医たちは、かなり、過度な宣伝、危険な医療行為をしているようです。

で、それを現実的に阻止することが無理であるのであれば、きちんとしたデータをもつ「糖尿病専門医」が、逆に「美容外科の世界」に、乗り込んでいくのも、悪いことではないかもしれません。