私たちはGLP1ダイエット注射サクセンダを取り扱っているクリニックです。GLP1ダイエットは、食欲を抑え、安全に太りにくい体質へと変えていきます。無理のない体重の減少を実感していただくために情報発信していきます。
ドカ食い:止めるのはクラスエフェクト
欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019) で、唯一、
「トルリシティが効果がある!体重減少に効く! 」
ということを発表していた学会発表がありました。
ただし、パイロット研究であり、盲検試験ではないので、バイアスはかかります。
Dulaglutide in type 2 diabetes patients with binge eating disorder: pilot study A De Porto. et al Italy. EASD, 2019. 150
2型糖尿病の初期には、胃の排泄機能が特に亢進する事があります。
それは、私が1990年に雑誌「糖尿病」(日本糖尿病学会雑誌)に投稿して証明しています。
その場合、胃にはいった食物がどんどん小腸におちていきますから、ドカ食いになります。
よって周囲には、「ドカ食い異常症」にあるように見えます。
この「ドカ食い異常症」にあることを、英語では、Binge eating disorder (BED)と略して呼びます。
このBEDをもつ糖尿病患者に対して、糖尿病治療薬であるトルリシティ1日1.5mg(日本のトルリシティの倍量です!)を投与した経過観察です。
その結果、12週目で、明らかに、トルリシティ群では、BEDが改善し体重も減少し、%脂肪量も減り、血糖コントロールも改善を認めました。
GLP1注射製剤は、トルリシティに限らず、クラスエフェクトとして食欲低下もあり、満腹を感じ痩せやすくなりますから、BED、つまり、ドカ食いをやめさせるには、もってこいです、という内容でした。
ドカ食いの多い国では、当てはまるでしょう
イタリア料理、おいしいですし、ワインもあります。
地中海の海産物も豊富です。スパゲティの写真をみたら、よだれがでます。
ついつい食べ過ぎ、ドカ食いは、普通なのでしょう。
結論は、糖尿病専門医にとっては、ほぼ想定範囲の事です。
GLP1受容体作動薬のクラスエフェクトといって過言ではありません。
ですが、これを国際学会で発表するということは、ダンディな学会発表に思えました。
なお、トルリシティの投与量は週1回、1.5mgだという事は忘れないようにしてください。
日本で扱えるトルリシティの投与量は週1回、0.75mgなので、効果はかなり弱めになります。
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