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お知らせ

40歳超えたら沢山寝る必要性がある!

2023年10月17日
私たちはGLP1ダイエット注射サクセンダを取り扱っているクリニックです。GLP1ダイエットは、食欲を抑え、安全に太りにくい体質へと変えていきます。無理のない体重の減少を実感していただくために情報発信していきます。

40歳超えたら沢山寝る必要性がある!

欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019) の論文で、睡眠と生活習慣病との関係について、発表があったので、それを引用してみます。
女性にだけ、という点で、私が着目した臨床研究(新Hoorm研究)でした。


不眠と糖尿病発症率との相関。
the New Hoorn Study. F. Rutters. et al.
(The association between insomnia symptoms and incident type 2 diabetes in the general population: The New Hoorn Study. ) EASD, 841, 2019,
一般の男性、女性を対象にした調査です。
1294名。年齢は40−65歳。
7年の経過観察をして、その上で、2型糖尿病の発症率が、不眠がある群とない群では差があるかを調査した研究でした(女性は52%)。
その結果、7年間で、糖尿病の発症率と相関したのは、女性で、中程度の不眠か重度の不眠がある対象者だけでした。
オッズ比は、2.0- 2.1 と2を越え有意でした。

特に空腹時血糖値が上がる傾向が認められ、HbA1cの差はなかったとのことです。
男性では、女性と類似の傾向はあったものの、統計的に有意な差は認められませんでした。
結論としては、
40〜65歳の女性においては、中程度以上の不眠があると、糖尿病になりやすく、朝の血糖値が上がりやすい、という結論になります。
これは、2つの意味で、興味深い内容です。
1つは女性だけに認められたこと。2つめは、朝の血糖値があがっていたこと。です。
40〜65歳は、ちょうど女性ホルモンが減退していき、いわゆる更年期ダイエットが必要な対象群と並びます。
また、朝の血糖値が高いということは、寝る前に何かを食べる習慣がついたせいなのか、あるいは、朝に分泌される副腎皮質ホルモンの関係なのか、いろいろ疑われる要因は多いのです。
別の見方をすれば、夜は一般健康人のGLP1濃度は低下しているはずの時間帯です。ですから、GLP1が低下しやすくなり、血糖値があがりやすくなり、よって、太りやすくなる、という相関図も描けるわけです。
血糖が高いと体重は落ちにくくなります。GLP1ダイエットで、糖尿病がある人のほうが、ない人より体重が落ちにくいのは、そのためです。
ですから、40歳代、50歳代という時期に、ちょうど、GLP1ダイエットを始めて、かつ、じっくり睡眠をとることは、その時代を、痩せて乗り越えることで、見た目だけではなく、糖尿病発症も予防することができ、痩せやすくなるのかもしれません。
特にサクセンダでは、女性において、GLP1濃度が高くなります。


GLP1ダイエットが女性に、より効果が強くあることと、このむとの関係にも、なにかしらの相関があるのかもしれません。
女性で、40歳を越えてから、まだ更年期障害もきていないのに、なぜか、痩せなくなった。—> もし、そういう現象に、合致するものがあれば、ぜひ、一度、GLP1ダイエットを考えてみてください。
寝る前に何か食べないと眠れないという女性は、食べるための時間を回避しつつ、早めに寝るのが望ましいでしょう。そのためには、サクセンダを夕方に多めに、注射するのも、ひとつの方策になります。