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コラム

トイレにいく自由があるか、ないか

2022年03月09日

トイレにいく自由があるか、ないか

オルリスタット(商品名:ゼニカル、オルリファスト)の最大の短所は、脂肪便がでる、ということです。

トイレにべったりと張り付くような便の色がついた脂肪が便器にはりつきます。トイレの掃除が大変になります。

 

海外では、便失禁をしてしまうので「おしめをはいて飲む薬剤」と揶揄されているそうです。

白い下着や洋服はきれなくなります。

スラックスを何枚もダメにしたという紳士も居られました。

一般には、おならをするのが怖くなります。ですから、通常、この薬剤の欠点は、体重の減少が、ー1kgからー2kgだからダメなのではなくて、QOL(生活の質)が低下する場合が多いので勧められないというのが臨床医の本音です。

トイレにいく自由があるか、ないか、が問題

トイレに近い職場にいる、トイレにいきたい時にいける、おならをしたいと思ったら、すぐトイレにいける、そのくらいの環境にないと、この薬は服用できないと考えております。

幸い日本は海外と比べてトイレの環境は整備されています。コンビニ、ホテルなどが立ち並ぶ場所では、トイレは、すぐいける、というのは他の国ではないことです。

脂が嫌いになるダイエットだから、より効果的

GLP1注射薬をしていると、脂っぽい食事が嫌いになります。胃もたれしやすいからです。

投薬量が多くなればなるほど胃酸過多になり胸焼けします。

サクセンダ1日 3.0mgでは、食事摂取量が増えてしまうことがありますが、それは胃酸を薄めたいという目的から何か口にいれて胃のむかつきをとろうとしてしまうからです。

そういう状況の下であれば、膵リパーゼ阻害剤(ゼニカル)を服用していても食事自体の中に、脂が少ないので安全です。

薬が作用する物質が少ないので脂肪便は起こりにくいはずです。

つまり、GLP1注射薬をしている状態では必然的に脂肪便は減り、膵リパーゼ阻害剤の欠点に悩まされる頻度も減ります。

だから、この2つのコンビネーションは、「臨床」のテクニックとしては「お薦め」の組み合わせとなるわけです。

長期に服用してくるとなれてくる

なおオルリスタットは、一度、止めると再び効いてくるのに2,3日かかることがあるので、できれば、もったいなのですが継続をお薦めいたします。長期に継続していけば、副作用が軽減してくることも知られています。腸内細菌叢が変化してくれるからだと考えます。

糖尿病治療で保険診療であれば

糖尿病があれば膵リパーゼ阻害剤の代わりにメトフォルミンを処方するという手があります。メトフォルミンも大量に服用すると下痢が起こります。よって、GLP1注射薬とメトフォルミンとの併用は便通を改善させることが可能になります。どのGLP1注射薬を選択し、どのくらいの、メトフォルミンを投薬するかは「糖尿病専門医の腕のみせどころ」になります。

私たちはGLP1ダイエット注射サクセンダを取り扱っているクリニックです。GLP1ダイエットは、食欲を抑え、安全に太りにくい体質へと変えていきます。無理のない体重の減少を実感していただくために情報発信していきます。