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コラム

痩せるGLP1 vs 痩せないGLP1:注射製剤

2022年03月11日

痩せるGLP1 vs 痩せないGLP1:注射製剤

GLP1製剤は、通常、中枢性の食欲抑制作用を有していると考えられます。脳の視床下部に、受容体があります。

ですから、皮下注射された液体であるGLP1製剤は、血流を通して、脳の血管にも到達し、そこにあるBBB(Blood Brain Barrier, 脳血流関門)という関門をパスすれば、脳細胞に直接、到達します。

やせるGLP1、、、と言われるのは、「食欲ホルモン」として、脳の食欲中枢に到達しやすいGLP1製剤になります。

 

やせないGLP1...と言われるのは、「食欲ホルモン」として、脳の食欲中枢に到達しにくいGLP1製剤になります。

その差は何か? という事に対して、最近になり、比較的、一般人でも理解しやすい解釈がでてきました。その差は分子量の差と考える思考法です。

分子量が小さいと、BBBという関門を通過しやすいので、食欲中枢に到達しやすく、食欲抑制作用が強くでやすいので、やせるGLP1、となります。

 

逆に、分子量が大きいと、BBBという関門を通過しにくいので、食欲中枢に到達しにくく、食欲抑制作用が弱い可能性があり、やせないGLP1,となるはずなのです。

以前から、トルリシティ(一般名、dulaglutide)は、やせないGLP1製剤ですから、注意してください、と申し上げてきました。

その背景として、一般人が最も分かりやすい理由は、トルリシティの分子量は大きい、のです。

それに比べて、リラグリチド(サクセンダ)は、分子量が小さい、のです。

分子量が小さいほうが、BBBという関門をパスしやすい、だから、食欲抑制作用が強くなる、、と考えれば、シンプルです。

痩せないGLP1は重要ではないのか?

やせないGLP1は、それはそれで重要なのです。一般に病気があると、やつれることが多いわけですから、やつれやすいような状況にある時には、むしろ、やせないGLP1製剤のほうが望ましいのです。特に循環器分野などの心不全をもつ患者さんでは、痩せる事自体を医師は恐れることがあります。そのため、あえて、やせないGLP1を処方する傾向にあるようです。

私たちはGLP1ダイエット注射サクセンダを取り扱っているクリニックです。GLP1ダイエットは、食欲を抑え、安全に太りにくい体質へと変えていきます。無理のない体重の減少を実感していただくために情報発信していきます。