Now Loading...

お知らせ

GLP1 歴史から学びませんか?

2023年09月19日
私たちはGLP1ダイエット注射サクセンダを取り扱っているクリニックです。GLP1ダイエットは、食欲を抑え、安全に太りにくい体質へと変えていきます。無理のない体重の減少を実感していただくために情報発信していきます。

GLP1  歴史から学びませんか?

リラグルチド:始まりから、日本と海外で差があった。

ビクトーザもサクセンダも、一般名は、リラグルチドです。

なぜ、リラグルチドは日本人では、0.3mgから開始するのか、は、糖尿病の臨床に基づきます。

リラグルチドが日本で承認された時、アメリカ人の半量で同等の血糖降下作用が認められたそうです。

もちろん薬の量が多くなって薬価が高くなるのは、メーカーも日本国も喜びません。

ですから、海外では0.6mgスタートを、半量の0.3mgからスタート。海外では最大投薬量が1.8mgのところを、半量の0.9mgに減らして日本ではスタートしたというのが、海外と日本とのGLP1治療の始まりの違いでした。

なぜ糖尿病治療では、0.3mgから開始するのか?

通常、糖尿病治療では、0.3mgを1週間、0.6mgを1週間と、1週間きざみで増量していきます。

これは、インスリン療法などとの併用を考えると、突然、GLP-1受容体作動薬によってGLP1濃度が高まり、食事が食べられなくなるといった場合に、急変しないようにという、他の医療分野では考えられないだろう、糖尿病治療ならでは、の特殊性を考えると、当然の処置だろうと考えます。

ダイエットでは、糖尿病での原則を踏襲する必要はない

ただ、抗肥満治療においては、その原則は、低血糖が起こらないという前提があるので、必ずしも厳守する必要性はありません。

副作用は投薬初期に集中し起こりやすい

一方、突然、大量のGLP-1受容体作動薬を注射すると、悪心、嘔吐が強くでます。これは、リラグルチドに限らず、他のGLP-1受容体作動薬はすべて同じです。

その作用が、視床下部にある食欲中枢に対する作用なのかどうかは不明です。

胃の蠕動運動を抑制する作用が急激に強まり、そこに、もし暴飲暴食をしてしまうと、大変な気分不快感が起こることのほうが、要素としては、より強いのではないか、と推察されます。

よって「漸増法」が原則となった。

初期の導入時は、焦らず、ひとつづつ、少しづつ慎重に「増量」して、つみあげていってください。