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お知らせ

まちがいを見破るのが糖尿病専門医の仕事?

2023年09月15日
私たちはGLP1ダイエット注射サクセンダを取り扱っているクリニックです。GLP1ダイエットは、食欲を抑え、安全に太りにくい体質へと変えていきます。無理のない体重の減少を実感していただくために情報発信していきます。

まちがいを見破るのが糖尿病専門医の仕事?

 

糖尿病専門医がGLP1の作用機序を説明すると、食欲抑制作用や胃排出速度抑制作用は確かに「痩せる」事に繋がります。

しかし脂肪細胞に対する直接作用だけを考えると、単に「痩せるホルモン」とは言えません。

GLP1に脂肪分解作用がある、というのは100%まちがいです!

サクセンダが体内に入ると

膵臓のβ細胞には、インスリンの分泌を促します。脂肪合成を高めます。

膵臓のα-細胞には、GLP1は、グルカゴンの分泌抑制作用を示します。

ですから、GLP1だけを投与すると、グルカゴン分泌が抑制され、脂肪が分解されにくくなります。

ホルモンとしての脂肪細胞に対する作用だけを議論すれば、理論的に「痩せるホルモン」なんて、呼ばれるはずがない作用機序を持つ製剤なのです。

ある美容外科医系のサイトではGLP1は血糖値を下げます。だから、正常にもどり痩せます。

という誤解を招くような表現がありました。これはまちがいです。

私の学者としての役割

こういう誤った理解を、少しづつ正しい内容にして社会に提供していくのが、現状での「内科医」、「糖尿病専門医」としての私の役割かもしれません。

理屈ぽい話ですけど、GLP1を投薬しても、全員が「痩せる」訳ではない、のは、どういう機序なのかも説明しなくてはいけない、と思い書いてみました。

「アメリカから上陸」のPR広告も間違い。

PR広告で、「アメリカから上陸」、アメリカでは「痩せるホルモンと言われてます。」なんて、本当に誤解中の誤解、本質を論じると、飛んでもない「聞き耳学」にすぎないのです。