私たちはGLP1ダイエット注射サクセンダを取り扱っているクリニックです。GLP1ダイエットは、食欲を抑え、安全に太りにくい体質へと変えていきます。無理のない体重の減少を実感していただくために情報発信していきます。
食事をすると、小腸からインクレチンというホルモンが出ます。インクレチンには、GIPとGLP1という2つの種類があります。GLP1は、食事で血糖値が上がると、小腸のL細胞から出て、膵臓のβ細胞に働きかけてインスリンを出させます。これは血糖値が高い時だけ働く特徴があります。
GLP1は、インスリンを出すだけでなく、いろいろな働きがあります。膵臓では、インスリンのほかに、血糖値を上げるグルカゴンというホルモンの出を抑えます。動物の実験で、膵臓のβ細胞を増やす働きも見つかっています。他にも、食べ物が胃から出るのを遅くしたり、食欲を抑えたりする働きがあります。
GLP1は、2型糖尿病治療薬として期待されています。GLP1受容体作動薬という薬が開発されていて、これはGLP1の働きを引き出すことができます。この薬は、「食欲ホルモン」とも呼ばれ、食欲を抑える薬とされています。
さらに、GLP1製剤は、食欲を抑えて胃からの食べ物の出を遅くすることで、肥満治療に役立ちます。食欲が減って体が軽くなると、運動が楽しくなり、エネルギーを消費して体重が減ります。
2014年に、リラグルチドという薬が胃からの食べ物の出を遅くすることがわかりました。これで、少しの食事でも満腹感が得られ、過食が止まることがわかりました。これが「サクセンダ」という薬の発見のきっかけです。2015年には、この薬の大規模な臨床試験の結果が発表されました。
サクセンダ
「サクセンダ」という名前の薬は、肥満治療のために使われます。この薬は、0.6mgから3.0mgまで、0.6mgずつ増やすことができます。サクセンダは、1回に多く使うことで、食欲を抑える効果が強くなります。アメリカやEU諸国、韓国では、「抗肥満治療薬」として認められています。1回に3.0mgを使うと、体重が減る効果が明らかになっています。
サクセンダは、1日に1回注射する薬です。注射のタイミングや量が特別なので、副作用が少ないです。最初に使い始める時が、副作用を抑えるために大切です。
ダイエットでは、糖尿病治療と同じ方法を必ずしも守る必要はありません。糖尿病治療では、薬の量を慎重に増やす必要がありますが、肥満治療では、低血糖が起こらないことが前提です。
副作用は、薬を始めたばかりの時に起こりやすいです。最初からたくさんのサクセンダを注射すると、気分が悪くなったり、吐き気が出たりします。これは、他のGLP1製剤でも同じです。胃の動きを抑える作用が急に強くなるためです。だから、食べ過ぎると、気分が悪くなります。薬を使う時は、「漸増法」が大切です。最初は少しの量から始めて、時間をかけてゆっくり増やしていく方法です。