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お知らせ

トルリシティは、痩せないGLP1注射薬

2024年11月28日
私たちはGLP1ダイエット注射サクセンダを取り扱っているクリニックです。GLP1ダイエットは、食欲を抑え、安全に太りにくい体質へと変えていきます。無理のない体重の減少を実感していただくために情報発信していきます。

トルリシティは、痩せないGLP1注射薬

トルリシティ、週1回のGLP-1受容体作動薬についてはGLP1注射の健常人の投薬で1mgと3mgとの投薬で、4週間後に体重が、マイナス1.2kg~2kg、くらい減量ができたという論文があります。

 

胃内容排出遅延をみる検査で、当初は遅延を認めたが、4週間後には遅延は消えていなくはなかった、との論文があるそうです。

あるいは消えていたという論文もあるようで、不確定とのこと。

 

ただ日本で発売されている、トルリシティは0.75mgなので、その投与量で健常肥満者が減量ができるかどうかは不明です。

かりにあったとしても症例数も少ないに違いありません。

 

いずれにしても、「痩せる」という表現をできる薬剤は「体重の5%以上」の効果を示す薬剤だけです。

ですから、仮に今、日本で販売されているトルリシティで体重が1kg減ったとしても元の体重の5%以上が減ることは、まるで期待できません。

 

1週間に1回のGLP1注射「トルリシティ」を「痩せるホルモン」だからという広告をみたら、

それはエビデンスが極めて少ない医療サービスと考えてください。

 

厳密には、痩せないGLP1製剤を、痩せるGLP1製剤として販売している医療行為に近いと考えています。

 

糖尿病の臨床においては、トルリシティは痩せないGLP1製剤と考えるべきだと、私は理解しています。

 

慶応大学の後輩と食事会をしましたが、糖尿病専門医の立場からしたら、トルリシティを「痩せるGLP1製剤」というのは、あまりにも無知すぎるのでは、という意見が当然のごとく、ありました。